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見られてないよ!その履歴書

転職活動の最初の難関は、まずは書類審査を通過すること。人気企業の場合は、書類審査 はわずか数秒で判断されます。ここでは採用のプロが、失敗しない履歴書の書き方のポイントを伝授します。

笠倉和重(かさくら・かずしげ)
ガイド : 笠倉和重(かさくら・かずしげ)>>プロフィール
米国大学経営管理額MBA取得 1993年大学卒業後、ゼネコン、商社、SIインベストメント人事部長を経て、 2005年知的体育会採用ソリューション企業株式会社AOIインターナショナルを起業。

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  • @学歴・職歴欄
  • A趣味・特技欄
  • B志望動機欄
  • C本人希望記入欄

各ポイントをクリックすると、履歴書のダメな例と改善例が見られます。

学歴・職歴欄【見られてないよ!その履歴書】

「学歴」「職歴」は必須ワード

採用担当者が「見たくない履歴書」には「学歴」「職歴」というタイトルがありません。

この「学歴」「職歴」というタイトルは、学生と社会人、新卒と中途を見分ける大事なキーワードなので必ず記入しましょう。

休職中は履歴書に書かなきゃだめ?

空白期間があれば、必ず何をしていたか履歴書に明記すること。例えば、
平成15年 4月〜平成16年10月
平成16年12月〜平成18年 9月

ここでいうと平成16年11月は何をしていたか? 採用担当者は疑問を覚えます。
休職中であれば「休職中」などと必ず履歴書に書きましょう。

学歴・職歴のミスはれっきとした詐称!正確に記載しよう

面接後、見事に合格すると、入社書類で雇用保険証(横長の細長い用紙)などを提出します。
その際、前職の雇用期間(いわば保険加入期間)が異なることがあり、聞いてみると「間違いました」という答えがありますが、これはれっきとした詐称になります
初めての転職なら間違うことも少ないかもしれませんが、2回目以上の方は、記入の際に必ず確認してください。
ちなみに、不明であれば、雇用保険加入期間をハローワークで調べることもできます。

趣味・特技欄【見られてないよ!その履歴書】

「趣味・特技欄」は具体的に。あなたの人間性を最大限にアピールしよう

趣味って「読書?旅行?」特技って「スポーツ?」
友人に「ねえ、趣味は?」と聞いて「読書だよ」と沈黙……。
また、別の友人に「特技はなに?」「スポーツ」と沈黙……。
これが面接だったら……、ゾッとしますよね。

外国籍の友人に「君の趣味は何?」と聞くと、「これもあれば、あれもある、いつやった」と即答で関心することがあります。
しかし、われわれ日本人は趣味は?特技は?と聞かれて困りますよね?私も同じです。
しかし、採用面接は1度きりの自分を売り込むチャンス。
「失敗しても、もう一度やらせて下さい」とは頼めません。

学歴・職歴・資格が貧弱で自信がなくても挽回できるきっかけにつながるのが、「趣味・特技欄」なのです。
「趣味・特技欄」はあなたの人間性、個性をアピールする絶好のチャンスなのです。

趣味が多くの求職者が書いている一般的な内容では会話が弾みません。
しかし、例えば「読書(戦国もの)」、「スポーツ(野球)」と具体的に履歴書に明記しておけば、

「戦国時代の武将で好きな人はいますか?」、
「野球はどこのファンですか?」

と話が広がっていきますよね。

採用担当者は会話の中から、その人の「コミュニケーションスキル」や「心の内」を知りたいのです。
採用担当者は鬼でも神でもないただの人間ですから、「つまらない面接」より「盛り上がる面接」のほうが良いのです。
履歴書は「自らを正当に評価してもらい、さらに売り込む」ためのアピールツール。最大限に活用しましょう。

志望動機欄【見られてないよ!その履歴書】

志望動機ってどう書くの?

転職マニュアル本に記載されている履歴書サンプルに「御社業務が自己希望と合致したため」という志望動機があります。でも、入社もしていないのに「御社業務」の詳しい内容が分かりますか? いじわるな面接官は「ウチの会社の何を知っているんだ!」と、つっこんだ質問をしてくる可能性もあります。

志望動機を記入する前に、まずは自分のスキルを棚卸し、そのスキルによって「何ができるか」「何をしたいか」を考えたうえで、「どうして」「現状は〜なスキルです」「だから御社で〜することで貢献できます」というような具体的な内容に4〜5行程度でまとめる必要があります。

本人希望記入欄【見られてないよ!その履歴書】

本人希望欄って書かない方がいいの?

いいえ。

白紙では「何も希望のない人材」→「待遇とかどうでもよいのでは?」→「意欲が低いのでは?」
と判断されがちです。

仮に、何もなければ「御社規程を遵守します」とだけ書いておけばよいです。
また、「規定」ではなく、「規程」なので間違えのないように。

また、給与、勤務時間については面接時に話した方がよいのであえて書かない方がよいです。

ただし、いくら希望とはいえ、
・休日について(必ず土日祝日は休みたい)
・月給50万円以上(実力が見合っていればよいですが……)
など、非常識な要望を書くと……、ご想像のとおりです→不合格。


笠倉和重(かさくら・かずしげ)プロフィール

笠倉和重(かさくら・かずしげ)

笠倉和重(かさくら・かずしげ)

米国ブリッジウォーター大学経営管理学MBA
1993年大学卒業後、ゼネコン、商社にて28歳で人事部長に。
その後SIインベストメント人事部長を経て、2005年知的体育会採用ソリューション企業株式会社AOIインターナショナルを起業。

メッセージ

並行して営業、イベント会社経営に携わるなど、「何でもやりまっせッ」がモットー。名刺の役職は「代表取締役仕事人」と記載しているほど「ふんぞり返るのが嫌いな仕事人」の30歳74ヶ月です。
ちなみに、MBAは大学卒業後9年もかかってしまいました(笑)。

「ハート・トゥ・ハート」が採用でのキーワードです。 採用テクニックを伝授している先生方は多いですが、採用職経験がないコンサルタントが多いのも事実です。机上の空論に惑わされずに、私のような人事・採用職経験者の生の声を指針としていただきたいです。決め手となるのは「一緒に働きたいなっ!」という気持ちですからね。

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